ラ・ポルタ事例「Winkアオヤギ様店舗LED化工事」
店舗からの要望
眼鏡店ですので、明るくしたい。
天井が4mと高いので自分たちでランプ交換できない。
予算内で納めたい。
当社からの回答
工事業者に委託すると予算内に収まらない為、直接施工にしました。
4mの天井はローリングタワー組んで施工
蛍光灯類(直管、コンパクト管)は、配線工事でランプ交換
図面と写真だけで現地調査無し
なんと、この案件は図面と写真だけで施工当日まで現地を見ていませんでした。
無謀かも知れません、しかし出来ちゃうんですね。
店舗外観

店舗入り口の防雨型ダウンライト交換
大手メーカーから相当品が出ていない為、図面確認してランプ交換。
店舗内全体
天井にある間接照明も交換しました。
所々切れていて、見栄えが悪いので消していました。との事。
天井作業するので、復活する事にしました。光のラインも真っ直ぐです。
ショーケースバック照明と間接照明で直管20本ほど交換しました。

ダウンライト
パナソニックスカイビーム球を使用したΦ250のダウンライト
4Mの天井高にΦ250のダウンライト。ランプはパナソニックのスカイビーム球
水銀灯の仲間であるスカイビーム球は、電球交換では明るさが届かないので器具交換にしました。
60Wで7000㏐程度の4000Kの優しい色。国内メーカーではこのサイズでこの明るさは無いので「交換できない」又は「下穴を大きくする加工が必要」となるでしょう。
店舗の全体照明になり、壁への光のラインも綺麗に出ました。

コンパクト蛍光灯

FHP32×3灯のスクエア器具 13台 39本
こちらの器具はランプ交換にてLED化しました。
店主様から「当店のお客様は目が悪い方、年齢と共に悪くなってきた方です。
ですので、明るくないと字が読みにくいのです。
そこで、照度アップと紙の白が眩しくないように4000Kを選択しました。
通常色温度を下げると照度低下を起こしますが、性能が良いLEDチップを使用して、色温度下げても照度アップを実現しました。
検査室と作業室は通常の5000Kの色で照度優先。検査室はスリムなバーライト2本追加。
照明器具を外したら、建築上の施工ミスが見つかった。
通常この様な埋込型の照明器具は、天井内の軽量鉄骨から、ずん切り棒を下ろして、それにナットで固定する。
しかし1台が設計ミスなのかずん切りが届いていない、位置がずれていて針金で固定してある・・なんとまぁ。
夜間工事で、部材の調達も出来ない、有る物で何とかしないと・・。器具に横穴開けて長ネジで落下防止策を追加でして何とか元通り。何とかなった。
工事が終了して
店主様から「明るくなった」この声が嬉しかったです。
営業時間終了後からの夜間工事としました。店主様も徹夜でお付き合いして頂きました。
現場は何がるか解りません。今回は、スクエア照明器具が2台天井に止まっていなかった・・・です。
店舗照明は、営業初めて初めて解る照明の位置、明るさの不便さが気が付きます。
winkアオヤギ様では、検査室がその例でした。
全体照明のコンパクトスクエア器具1台だけでしたので照度は200ルクス程度。
作業場所は、手元が自分の影になり尚暗くなる。

そこで、LEDバーランプを天井に追加設置しました。
人の影にならない場所、明るくなり過ぎない事などを考慮して取り付け場所を決めました。
本来の照明設計はこうですよね。より使いやすい明かり。照度は700ルクスでした。
しかし2か月後施主から「切れた」の電話
色々原因を考えながら、次の日静岡から北浦和へ出発
道中「製品の不良か?」「配線のミスか?いや配線ならば、その場で不点灯のはず」とにかく現品見ないと解らない。
施主にご挨拶をして、不良個所を見ると確かに1本コンパクト型が不点灯でした。店のお客様の様子を見ながら器具を外してみる事にしました。
先ずは、ランプを点灯している物と差し変えて見る。点灯しない。ランプは正常の物を入れたので、配線か?次に、目視と結線部ゆるみが無いか確認、OK。次にテスターで通電確認、OK。
原因は、なんと
はっきりした原因が解らないまま、器具に電気を流してみる事にしました。
すると正常に点灯するではありませんか!そう原因は、ソケットの老朽化による接触不良。ランプの着脱をしたので錆が取れて通電したと言う結果でした。
施主からのお土産
施主様から「施工ミスでは無いし、製品の不良でもない。こんな簡単な事で遠くから来てもらって申し訳なかったです。」と野沢菜の漬物頂いちゃいました!
いえいえい、アフターも仕事の内です。電話して次の日に来てくれたことが、よほど嬉しかったようです。客商売ですので、店内の不点灯はみっともないですからね。