消毒作業を楽にして、医療従事者の労働負担を軽くする。
コンセントを挿してから、開始タイマーの設定をします。部屋から退室する時間です。
紫外線殺菌照射時間を設定します。部屋の広さ、殺菌対象の菌を考慮して時間を決めます。
設定が終了したら、メインスイッチをONにします。パイロットランプが点灯したら、開始タイマーが始動しますので部屋から退室して下さい。逃げろー!
開始タイマー終了後自動的に紫外線が照射され、照射タイマー終了後、自動的に消灯します。
消灯後、メインスイッチをOFFにしてパイロットランプが消灯したのを確認してから、コンセントを抜いてください。
殺菌終了です。部屋の空気と表面殺菌が完了いたしました。
ご注意ですが、紫外線が照射されない場所は殺菌できません。
殺菌灯 GL-20×4
消費電力 88W
サイズ 高さ 1200mm タワー部分 150mmスクエア 重量 18.8Kg
オムロン製タイマー ×2 開始時間用 照射時間用
メインスイッチ 誤作動防止トグルスイッチ
本体素材 アルミ 紫外線を反射させる為
1m 紫外線強度 2.1mW/㎠ 実測
1m 5分 630mJ/㎠ 殆ど全ての細菌・微生物を不活化出来る数値です。紫外線で不活化細菌リストを参照してください。
足の素材はスチールで、本体高さに対して転倒しにくいよう、建築設計士さんが設計確認してくれました。
病室から病室への移動が多くなる装置ですので、安心して作業頂けるようにしました。
下の殺菌シミュレーションをご覧頂くと解ると思いますが、手すり等は「影」の原因に成ります。
影の部分は殺菌が出来なくなりますので、あえて取り付けていません。目的は「殺菌」ですから。
紫外線殺菌灯を使用すれば、部屋全体を殺菌できます。人はどこを触ったか解りませんので、部屋全体を殺菌する事が有効です。
感染予防の「隔離室」の殺菌装置の依頼。部屋の広さをお聞きして、シミュレーションした所、約3分30秒でインフルエンザウイルスを殺菌できる計算になりました。
ドクターからの要望では5分との事でしたので、十分要望を満たす装置が製作可能です。
対象となる部屋の大きさを教えてください。設備などが写った写真などがあれば、より詳細にシミュレーション可能です。
他社様の仕様書を見ると「何平米」「何分」など根拠がありません。
紫外線は距離により減衰しますので、平米よりも部屋の長さです。正方形に部屋と長方形の部屋では殺菌時間が異なるはずです。
また、殺菌対象となる菌によっても不活化までの時間が異なります。
私から言わせてもらえば「シミュレーション無しで、殺菌の目安は解らない。」そう思いませんか?
これにより、どこが殺菌できているのか、いないのかが良く解ると思います。追加で人手による消毒の際も、手間が少なくなります。
ウイルスや細菌により不活化までの時間に差が有りますので、新型コロナ3mJ/㎠を例として表示します。紫外線強度の単位はmW/㎠です。
色 | 紫外線強度 | 時間 |
---|---|---|
オレンジ | 0.102 | 30秒 |
黄色 | 0.061 | 49秒 |
緑 | 0.03 | 100秒 |
紫 | 0.019 | 2分37秒 |
薄紫 | 0.001 | 50分 |
白・グレー | 0.000 | 期待できない |
余談ですが、タワー型殺菌装置に「ランプ保護用ガード」「移動用手すり」などを装着すると影が出来て殺菌できない箇所が発生します。
波長の短い波は、回り込みが少なく「影=殺菌できない箇所」は、距離によりより広くなります。その為、ガード、手すりの装着はやめました。
ご使用の院長先生から「重宝しています。」のお言葉を頂きました。
殺菌力が落ちていないか調べる為、紫外線強度計にて測定し新しい殺菌灯と比較しました。
新型コロナウイルスの疑いがある発熱患者様の処置が終了してから使用するとの事。
新型コロナウィルスが紫外線に弱い事や紫外線の効果・危険性を熟知されているドクターですので、理解が早い。
待合室の壁掛けエアコンへ設置したのがきっかけで、タワー型の依頼を頂きました。
部屋の広さを伺い、対象細菌を伺い、殺菌範囲、照射時間を導き出してご提案させて頂きました。
医療機器の裏側など紫外線光が届かない場所は、殺菌できない旨の説明やシミュレーションにて殺菌時間の説明などさせて頂きました。
広島東南ロータリークラブ様寄贈品として、弊社タワー型紫外線殺菌装置を吉島病院様に納めさせて頂きました。
贈呈式において山岡院長から
「コロナ禍での医療現場において非常に有意義な機器を寄贈して頂き、大変ありがたく思います。
寄贈して頂いた消毒機器は約20分の使用で殺菌効果があり患者の速やかな受入が可能となり、医師や看護師の精神的な負担が軽減され、患者をお待たせする時間が短縮することが出来ています。」
写真など準備中です。
最新医療機器等のラボ。お医者様なら知っている人は多い施設だと思います。詳しい施設情報はお話しできません。
施設内には、実際の病院と同じように作られた手術室等が何部屋も有り、そこで最新の医療機器等を使って使い方の練習、確認などを行います。
その際に動物を使用して練習する事も有り、動物からの細菌、感染の可能性が有る為、タワー型殺菌装置が必要。
導入の決め手は「貴社が一番リーズナブルでした。」との事。容易に各部屋へ移動出来る事も採用の一つでした。
強い紫外線が照射していますので、担当者の管理下でのご使用に成ります。
機器の説明時に殺菌灯を装着したまま説明した為、説明を受けた看護師が2時間後に目の痛みを訴えた事故が有りました。
職場の安全サイト
人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等 (再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。
と有りますので、本製品は医療機器ではありません。
これによりPSEマークの無い製品は、販売できません。
弊社製品は、全てPSEマーク付きに成ります。
下記お問合せより、必須事項ご入力の上、お問い合わせ下さい。
ご使用予定の居室、病室があれば、殺菌シミュレーション作成いたします。
記事を書いたのは 株式会社ラ・ポルタ 代表取締役 勝見登
紫外線も「光」です。紫外線の強さや、配光などを照度シミュレーションを使い設計する。
株式会社ラ・ポルタ代表取締役勝見は、平成19年からLED照明に携わり、多くの演出照明やライトアップなどの「光」に拘ってきました。
一般社団法人照明学会正会員であり有資格照明コンサルタントでもある勝見が、紫外線光を多くの人が安全に使用できるように執筆しました。
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